○議長(
石田良美君) ご異議なしと認めます。 よって本件については、
委員会付託を省略することに決定いたしました。 これより討論に入ります。討論の通告がありますので発言を許します。15番
名手宏樹君
◆15番(
名手宏樹君)
日本共産党の
名手宏樹でございます。 第81号議案「
特定事業契約締結の件」について反対し、以下その理由を述べます。 この
特定事業契約締結の件は、水と緑の
健康都市特定土地区画整理事業を推進し、大阪府が
立替施行同等措置として、
PFI手法により
小中一貫校の整備を行うとともに、箕面市が施設の
維持管理をしようとするものです。 これにより、既存の止々
呂美小学校・中学校は廃校になり、平成20年4月から、新たに開発された地域内に新たな
小中一貫校を開校させることになります。
契約金額は26億8,244万1,187円、大阪府の支出の施設の整備費約24億円と箕面市の支出の
維持管理費約2億7,000万円ですが、大阪府支出の
施設整備費も含めて、
金利変動など改定額を合わせて、箕面市が20年間にわたって
割賦支払いで支払おうとするものです。 これにより、箕面市は毎年毎年1億円を超える支払いを行わなければならなくなるものです。既に2003年(平成15年)に出されている箕面市の3大プロジェクト、大規模開発の
長期財政計画では、水と緑の
健康都市開発だけでも、平成60年(2048年)にわたって、毎年毎年1億円から10億円の歳出合計が見込まれています。 そもそも水と緑の
健康都市開発は、「列島改造」吹き荒れる1970年代の初め、止々呂美地域で民間企業が住宅開発のための用地買収を進め、1990年に中川知事のもと、府住宅供給公社がその民間企業から154ヘクタールの用地を買収し、91年には府新
総合計画にエイジレスタウンと位置づけられるなど、ゼネコンの窮状救済策ではと、早くから
日本共産党が疑惑の追及を行ってきた開発です。 また、国が過大な水需要予測を立てて、それに基づきダムを計画し、大阪府は過大な住宅需要予測に基づいて住宅開発を計画し、箕面市も宅地開発による過大な税収予測を期待するなど、国、府、市が一体で開発を推進してきた事業であり、さらに第二名神高速道路の計画が拍車をかけ、バブルの発想で事業化され、計画が進められてきたものです。 しかし、オオタカの営巣が発見された1999年、2004年、箕面市で開発見直しを公約した藤沢市長が当選したとき、さらに2005年の国がダム計画の中止を決めたときの3回、府側から、また市側から、府・市それぞれの側から事業見直しを提起するチャンスがありましたが、結局部分的な構想の変更で計画が進められているものです。 しかしながら、残念ながら、どの角度から見ても、この開発は破綻しています。既に造成した土地が予定どおり売れたとしても、大阪府に750億円もの損失が発生し、やる前から赤字になることがわかっている事業です。住宅問題や高齢者社会にふさわしいまちにするとしても、公的住宅も計画されておらず、住宅問題では、新たなニュータウンではなく、府民、高齢者が今住んでいる地域で問題解決を進められるべきです。公共事業としての多額の税金を投入しても公共性は認められません。 箕面市としても、開発地域内に転入者、入居者が予測を下回ったならば、平成15年に出された長期財政支出見通しでいう計画の2020年(平成32年)には黒字にならず、入居者が大幅に下回ったならば赤字から脱却できず、まちづくりとしても、定住人口が計画を下回ったならば、居住地としても生活しづらい地域を抱え込むことになります。 今回の
学校建設に当たっては、市は既にまち開きした彩都、国際文化公園都市と同じ児童・生徒の入学率を予定していますが、箕面・茨木市街地に近く、モノレールなど公共交通が約束された彩都の入り口開発とは条件が違うと言わなければなりません。地元、止々呂美にとっても、定住人口が少なければ商業施設も限られ、期待された利便の向上や雇用の場は不十分になり、その上、小・中学校までもが地元集落から移転してしまえば、地域コミュニティの核が失われることにもなります。 大阪府がコンサル業者に委託させてつくらせた住宅需要についての文書には、特に水と緑の
健康都市で考えられる視点として、ミニスーパーと都心部へのバス路線と並んで、「当初から
小中一貫校の立地が必要」とあります。まさに、止々呂美
小中一貫校は、住宅開発、住宅地を売らんがために建てられる開発呼び込みの目玉として建設されるものです。 そして、この発想は、9年間の特別カリキュラムによる教育、習熟度別学習など、公教育にあって、一部の子どもを対象にした事実上のエリート教育を進めることが正しいのか、公教育のあり方が問われてきます。教育の商品化、教育の内容への行政の介入にもつながる問題を含んでいます。 そして、何よりも、これまで幼稚園、小学校、中学校、そして地域の人々で運動会や学校行事を一体になってつくり上げてきた止々呂美小・中学校が廃校になり、山の上に
小中一貫校をつくることにより、そうした姿は消えてしまいます。今、復興が求められている村や郷土、ふるさとと呼べる文化の破壊が進められてしまうわけです。 私たちは、この開発に、既に破綻した開発であり、無理に進めればさまざまな負債が拡大すると認識しています。私たち
日本共産党市会議員団は、思い切った見直しこそ箕面市や地域を救う最善の手立てであると考え、既に昨年からことしにかけて、改めて研究者を交えて調査を進め、市民参加での見直し案の作成を進める提言を発表してきました。議会でも繰り返し提案してきました。既に開発が一定進行してしまったもとで、国有のダムの予定地、区域内の府有地、来年開通予定の箕面トンネルなどを活用して、地域住民、市民参加で見直すべきだと提言を行ってきました。 農林業、観光農業、里山保全、炭焼き、クリ拾い、シイタケ狩り、昆虫、オオタカ、野鳥観察など、地元の人々と自然と農林業を生かした観光農業のまちづくりへと転換すべきです。ニュータウンをつくるよりも、農林業振興を図り、都市部から転入してくる市民をふやした方が、地域にとっては望ましいのではないでしょうか。災害対策や現地の村、まちの共同体を進め、住み続けられる地域に改善する予算を確保させるべきです。府が税金投入をする赤字補てんの750億円の1パーセント程度でもこうした事業を進めれば、事業化はできるのではないでしょうか。 さらに、開発区域の造成区域を縮小すれば、採算のとれない保留地も少なく済み、想定されている750億円よりはるかに少ない税金投入負担でも済みます。区画整理を全体的に見直すべきなのです。 「今から見直せるのか」、「大変な赤字を抱える」という声があります。通常の区画整理とは違い、この事業は計画段階で既に750億円の赤字を見込み、保留地の売却が予定どおり進まなければ赤字はさらに膨らむのです。事業を最後まで計画どおり進めたら赤字にならない事業なら、途中でやめるのは財政的に難しいかもしれませんが、この事業は進めれば進めるほど赤字が膨らむ事業です。少しでも早く事業を凍結して、赤字の拡大を抑える方が賢明なのです。 誤りがわかっていながら、それをたださない。問題が指摘されていながらここまで進め、さらに突き進むことこそ批判されるべきではないでしょうか。 以上、水と緑の
健康都市開発に伴う、今後、箕面市が20年間にわたって負債を負う止々呂美小・中学校一貫校建設のための
PFI事業締結の件に反対する討論といたします。
○議長(
石田良美君) 以上で、通告による討論は終わりました。ほかに討論はありませんか。 (“なし”の声あり)
○議長(
石田良美君) ないようでございますので、これにて討論を終了いたします。 よってこれより、第81号議案「
特定事業契約締結の件」を採決いたします。 本案を原案どおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
石田良美君) 起立者多数であります。 よって本案は原案どおり可決されました。 次に、日程第6、第82号議案「財産の
無償譲渡の件」を議題といたします。 議案を朗読いたさせます。
事務局長 中腰勇雄君
◎
事務局長(
中腰勇雄君) (
議案朗読)
○議長(
石田良美君)
子ども部長から
提案理由の説明を求めます。
子ども部長 奥山 勉君
◎
子ども部長(奥山勉君) ただいまご上程になりました第82号議案「財産の
無償譲渡の件」につきまして、
提案理由とその内容をご説明いたします。 本件は、位置、箕面市瀬川三丁目2番6号の現
箕面市立瀬川保育所における建物の本体、鉄筋コンクリートづくり陸屋根2階建て、床面積951.88平米及び倉庫、コンクリートブロックづくり亜鉛メッキ鋼板ぶき平屋建て、床面積8.50平米のほか、工作物及び立木一式を、
箕面市立瀬川保育所の民営化に伴い、堺市北区新金岡町四丁1番6号の社会福祉法人あおば福祉会を相手方として
無償譲渡いたしたく、
地方自治法第96条第1項第6号の規定により提案するものでございます。 以上、まことに簡単ではありますが、第82号議案の説明といたします。何とぞよろしくご審議の上、ご議決いただきますようお願い申し上げます。
○議長(
石田良美君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 (“なし”の声あり)
○議長(
石田良美君) ないようでございますので、これにて質疑を終了いたします。 ただいま議題となっております第82号議案は、お手元に配付いたしてあります議案付託表のとおり、所管の文教常任委員会に付託いたします。 次に、日程第7、第83号議案「
損害賠償請求に関する和解及び
損害賠償の額を定める件」を議題といたします。 議案を朗読いたさせます。
事務局長 中腰勇雄君
◎
事務局長(
中腰勇雄君) (
議案朗読)
○議長(
石田良美君)
健康福祉部長から
提案理由の説明を求めます。
健康福祉部長 武藤 進君
◎
健康福祉部長(武藤進君) ただいまご上程になりました第83号議案「
損害賠償請求に関する和解及び
損害賠償の額を定める件」につきまして、その内容をご説明申し上げます。 本件は、平成18年4月1日付をもって採用した
特別職非常勤職員、箕面市障害程度区分認定調査員が同月4日付退職したことに伴う地位の確認及び保全の申し立てについて、相手方と交渉いたしました結果、勤務関係の終了等に関し和解が成立いたしましたので、
地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定によりご提案するものでございます。 和解内容につきましては、本市は相手方に対し解決金120万円の支払い義務を負う、2、双方の間には、解決金支払い関係以外何らの債権債務のないことを相互に確認する、以上2点を主な内容とするものでございます。 今回の事案につきましては、退職の強要や不当な解雇ではないものの、勤務条件等について説明が十分でなく、また相手方に対し、退職の判断に十分な時間がとれなかったことなどから、本市と相手方との間に結果としてそごを生じてしまったもので、このような事態に至りましたことはまことに申しわけなく、ここにおわび申し上げます。 今後は、人事担当ともさらに連携を図り、職員の採用、退職、勤務条件の適正な管理に努めてまいる所存でございます。 以上、まことに簡単ではございますが、第83号議案のご説明といたします。何とぞよろしくご審議の上、ご議決いただきますようお願い申し上げます。
○議長(
石田良美君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 (“なし”の声あり)
○議長(
石田良美君) ないようでございますので、これにて質疑を終了いたします。 ただいま議題となっております第83号議案は、お手元に配付いたしてあります議案付託表のとおり、所管の民生常任委員会に付託いたします。 次に、日程第8、第84号議案「
箕面市議会の議員その他非常勤の職員の
公務災害補償等に関する
条例改正の件」から日程第19、第95号議案「箕面市
水道事業給水条例改正の件」まで、以上12件を一括議題といたします。 議案の朗読を省略し、政策総括監から
提案理由の説明を求めます。政策総括監 重松 剛君
◎政策総括監(重松剛君) ただいまご上程になりました第84号議案「
箕面市議会の議員その他非常勤の職員の
公務災害補償等に関する
条例改正の件」から第95号議案「箕面市
水道事業給水条例改正の件」までの12議案について、
提案理由とその内容をご説明いたします。 まず、第84号議案「
箕面市議会の議員その他非常勤の職員の
公務災害補償等に関する
条例改正の件」についてご説明いたします。 本件は、
障害者自立支援法の施行に伴う身体障害者福祉法の改正のため、身体障害者療護施設が障害者支援施設に移行することによる地方公務員災害補償法の改正に伴い、関係規定を整備するため、本条例を改正しようとするものでございます。 次に、第85号議案「箕面市
税条例改正の件」についてご説明いたします。 本件は、個人の市民税及び固定資産税の納期前の納付に係る報奨金を廃止するため、本条例を改正しようとするものでございます。 改正の内容といたしましては、個人の市民税及び固定資産税の納期前の納付に係る報奨金について、平成19年度分については、現行の交付率100分の0.5を100分の0.3に、100分の0.25を100分の0.15に引き下げる1年間の経過措置を設けた上で、平成20年度分から廃止するものでございます。 次に、第86号議案「
箕面市立保育所条例改正の件」についてご説明いたします。 本件は、民営化に伴い、
箕面市立瀬川保育所を廃止するため、本条例を改正しようとするものでございます。 次に、第87号議案「箕面市学童保育に関する
条例改正の件」についてご説明いたします。 本件は、
障害者自立支援法の施行による児童福祉法の改正に伴い、引用条項を整備するため、本条例を改正しようとするものでございます。 次に、第88号議案「箕面市
老人医療費の助成に関する
条例等改正の件」についてご説明いたします。 本件は、健康保険法の改正に伴い、箕面市
老人医療費の助成に関する条例、箕面市身体障害者及び知的障害者の医療費の助成に関する条例、箕面市ひとり親家庭医療費の助成に関する条例及び箕面市乳幼児医療費の助成に関する条例において、「特定療養費」を「保険外併用療養費」に改めるとともに、「入院時生活療養費」が新たに療養の給付として設置されたことに伴い、箕面市身体障害者及び知的障害者の医療費の助成に関する条例において既に助成を行っている、入院時食事療養費と同等の内容により助成を行うため、本条例を改正しようとするものでございます。 次に、第89号議案「箕面市
国民健康保険条例改正の件」についてご説明いたします。 本件は、健康保険法及び国民健康保険法の改正に伴い、関係規定を整備するため、本条例を改正しようとするものでございます。 改正の主な内容といたしましては、第1に、出産育児一時金を、国が示す基準に合わせて「30万円」から「35万円」に改めるものでございます。第2に、健康保険法の改正に伴い、「特定療養費」を「入院時生活療養費、保険外併用療養費」に改めるものでございます。第3に、国民健康保険法の改正により、高額医療費共同事業が平成21年度まで継続され、保険財政共同安定化事業が新たに設けられたことに伴い、保険料の賦課総額の算定の特例に係る規定を整備するものでございます。 次に、第90号議案「
箕面市立障害者自立支援センター条例制定の件」についてご説明いたします。 本件は、
障害者自立支援法の施行に伴い、身体障害者福祉法に基づく身体障害者授産施設及び知的障害者福祉法に基づく知的障害者授産施設が廃止されることにより、箕面市立あかつき園及び箕面市立ワークセンターささゆりを統合し、引き続き障害者の自立を支援し、福祉の向上に寄与する施設として箕面市立障害者自立支援センターを設置するため、本条例を制定しようとするものでございます。 条例の主な内容といたしましては、同施設の名称、事業内容、指定管理者が行う業務の範囲、指定管理者の指定手続及び休館日等の管理の基準を定めるものでございます。 なお、附則において、箕面市立あかつき園条例及び箕面市立ワークセンターささゆり条例を廃止するとともに、これらの廃止前の条例でなされた指定管理の指定を継続するための経過措置を定めるものでございます。 次に、第91号議案「箕面市
ホームヘルプサービス手数料条例改正の件」についてご説明いたします。 本件は、
障害者自立支援法の施行に伴い、障害児、身体障害者及び知的障害者に対するホームヘルプサービス並びに手話奉仕員及び要約筆記奉仕員の派遣が、同法に基づく地域生活支援事業に位置づけられたことにより、関係規定を整備するため、本条例を改正しようとするものでございます。 次に、第92号議案「箕面市
日常生活用具の給付等に係る費用の負担に関する
条例改正の件」についてご説明いたします。 本件は、
障害者自立支援法の施行に伴い、児童福祉法、身体障害者福祉法及び知的障害者福祉法に基づく
日常生活用具の給付等に係る事業が、
障害者自立支援法に基づく地域生活支援事業に位置づけられたことにより、関係規定を整備するため、本条例を改正しようとするものでございます。 次に、第93号議案「
箕面都市計画事業萱野中央特定土地区画整理事業の施行に関する条例及び
箕面都市計画事業小野原西特定土地区画整理事業の施行に関する
条例改正の件」についてご説明いたします。 本件は、
箕面都市計画事業萱野中央特定土地区画整理事業及び
箕面都市計画事業小野原西特定土地区画整理事業に係る保留地の処分の方法について、競争入札等に加え、新たに抽せん方式を導入するとともに、土地区画整理法施行規則の改正に伴い、引用条項を整備するため、本条例を改正しようとするものでございます。 次に、第94号議案「箕面市消防本部及び消防署の設置に関する
条例等改正の件」についてご説明いたします。 本件は、消防組織法の改正に伴い、箕面市消防本部及び消防署の設置に関する条例、箕面市消防団の設置に関する条例、箕面市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例及び箕面市消防団員等公務災害補償条例における引用条項を整備するため、本条例を改正しようとするものでございます。 次に、第95号議案「箕面市
水道事業給水条例改正の件」についてご説明いたします。 本件は、災害等により断水が発生した場合に、水道水の供給について、相互応援に関する協定を締結している水道事業者に対して、分水するときの水道料金の額を大阪府水道事業供給条例に規定する給水料金の額に改めるため、本条例を改正しようとするものでございます。 以上、まことに簡単ではございますが、第84号議案から第95号議案までの12議案についてのご説明といたします。何とぞよろしくご審議の上、ご議決いただきますようお願いいたします。
○議長(
石田良美君) これより一括して質疑に入ります。質疑はありませんか。 (“なし”の声あり)
○議長(
石田良美君) ないようでございますので、これにて質疑を終了いたします。 ただいま議題となっております第84号議案から第95号議案まで、以上12件は、お手元に配付いたしてあります議案付託表のとおり、それぞれ所管の各常任委員会に付託いたします。 次に、日程第20、第96号議案「平成18年度箕面市
一般会計補正予算(第3号)」から日程第26、第102号議案「平成18年度箕面市
公共下水道事業会計補正予算(第2号)」まで、以上7件を一括議題といたします。 議案の朗読を省略し、以上7件に対して、それぞれ
提案理由の説明を求めます。 まず、第96号議案及び第97号議案について、政策総括監の説明を求めます。政策総括監 井上雅司君
◎政策総括監(井上雅司君) ただいまご上程になりました第96号議案「平成18年度箕面市
一般会計補正予算(第3号)」及び第97号議案「平成18年度箕面市
一般会計補正予算(第4号)」につきまして、一括して
提案理由とその内容をご説明いたします。 まず、第96号議案「平成18年度箕面市
一般会計補正予算(第3号)」からご説明いたします。 本
補正予算の補正額は、第1条にありますとおり、歳入歳出ともに120万円の追加で、これにより歳入歳出予算の総額は386億1,879万7,000円と相なるものでございます。 次に、内容について、歳出予算からご説明いたします。 第3款民生費、第1項社会福祉費において、裁判外和解に要する経費120万円の追加でございます。 次に、歳入予算についてご説明いたします。 歳出予算補正額120万円の財源措置といたしまして、第19款繰越金、第1項繰越金において、前年度繰越金120万円の追加でございます。 以上、まことに簡単ではございますが、第96号議案のご説明といたします。 続きまして、第97号議案「平成18年度箕面市
一般会計補正予算(第4号)」につきましてご説明いたします。 本
補正予算の補正額は、第1条にありますとおり、歳入歳出ともに2億821万5,000円の追加で、これにより歳入歳出予算の総額は388億2,701万2,000円と相なるものでございます。 次に、その内容について、歳出予算からご説明いたします。 まず、第2款総務費、第1項総務管理費において、住民情報等システム再構築に要する経費等3,869万7,000円の追加、第3項戸籍住民基本台帳費において、非常勤職員報酬222万6,000円の減額でございます。 次に、第3款民生費、第1項社会福祉費において、障害者地域生活支援に要する経費等2,282万4,000円の追加、第2項児童福祉費において、保育所改修に要する経費等2,600万3,000円の追加、第4項国民健康保険費において、特別会計国民健康保険事業費への繰り出しに要する経費224万7,000円の追加、第5項老人保健医療費において、特別会計老人保健医療事業費への繰り出しに要する経費427万4,000円の減額でございます。 次に、第4款衛生費、第1項保健衛生費において、介護サービス情報公開に要する経費6万2,000円の追加、第3項市民医療総合施設対策費において、医療保健センター出捐金等7,377万3,000円の追加でございます。 次に、第8款土木費、第2項道路橋りょう費において、自動車駐車場管理に要する経費88万3,000円の減額、第4項都市計画費において、自然緑地等保全基金への繰り出しに要する経費2,539万8,000円の追加でございます。 次に、第10款教育費、第1項教育総務費において、重度障害児看護師学校派遣に要する経費等253万6,000円の減額、第6項保健体育費において、総合運動場運営に要する経費24万6,000円の減額でございます。 次に、第13款諸支出金、第1項諸費において、平成17年度生活保護費国庫負担金の交付額精算に係る返還金等2,937万6,000円の追加でございます。 以上で歳出予算補正額は2億821万5,000円と相なるものでございます。 次に、歳入予算についてご説明いたします。 歳出予算補正額2億821万5,000円の財源措置といたしまして、まず第9款地方特例交付金、第1項地方特例交付金において、5,520万2,000円の追加でございます。 次に、第13款使用料及び手数料、第1項使用料において、自動車駐車場使用料533万7,000円の減額でございます。 次に、第14款国庫支出金、第1項国庫負担金において、身体障害者等ホームヘルプ介護給付費負担金等2,235万1,000円の減額、第2項国庫補助金において、地域生活支援事業費等補助金等1,817万1,000円の追加でございます。 次に、第15款府支出金、第1項府負担金において、身体障害者等ホームヘルプ介護給付費負担金等875万7,000円の減額、第2項府補助金において、精神障害者地域生活支援事業費補助金等1,056万7,000円の減額でございます。 次に、第17款寄附金、第1項寄附金において、一般寄附金等2,631万7,000円の追加でございます。 次に、第18款繰入金、第2項他会計繰入金において、特別会計老人保健医療事業費繰入金204万5,000円の新規計上でございます。 次に、第19款繰越金、第1項繰越金において、前年度繰越金1億4,669万1,000円の追加でございます。 次に、第20款諸収入、第6項雑入において、社会福祉協議会補助金等返還金等680万1,000円の追加でございます。 以上で、歳入予算補正額は2億821万5,000円と相なるものでございます。 次に、第2条継続費補正につきましてご説明いたします。 これは、第2表にありますとおり、住民情報システム再構築事業につきまして、年割額の変更をお願いいたします。 以上、まことに簡単ではございますが、第96号議案「平成18年度箕面市
一般会計補正予算(第3号)」及び第97号議案「平成18年度箕面市
一般会計補正予算(第4号)」のご説明といたします。何とぞよろしくご審議の上、ご議決いただきますようお願い申し上げます。
○議長(
石田良美君) 次に、第98号議案から第100号議案まで、以上3件について、市民部長の説明を求めます。市民部長 埋橋伸夫君
◎
市民部長(埋橋伸夫君) ただいまご上程になりました第98号議案「平成18年度箕面市
特別会計国民健康保険事業費補正予算(第2号)」、第99号議案「平成18年度箕面市
特別会計老人保健医療事業費補正予算(第2号)」及び第100号議案「平成18年度箕面市
特別会計介護保険事業費補正予算(第2号)」につきまして、一括して
提案理由とその内容をご説明いたします。 まず、第98号議案「平成18年度箕面市
特別会計国民健康保険事業費補正予算(第2号)」につきましてご説明いたします。 今回お願いいたしております
補正予算の補正額は、第1条にございますとおり、歳入歳出ともに4億3,465万6,000円の追加で、これにより歳入歳出予算の総額は131億3,679万5,000円と相なるものでございます。 次に、その内容につきまして、歳出予算から款を追ってご説明いたします。 第1款総務費におきまして135万3,000円の減額で、この内訳といたしまして、第1項総務管理費におきまして、職員の人事異動に伴う人件費157万6,000円の減額、第2項徴収費におきまして、医療制度改革の周知に要する経費22万3,000円の追加でございます。 次に、第2款保険給付費、第4項出産育児諸費におきまして、出産育児一時金の見直しに要する経費540万円の追加でございます。 次に、第4款介護納付金、第1項介護納付金におきまして、介護給付費の納付に要する経費2,606万円の追加でございます。 次に、第5款共同事業拠出金、第1項共同事業拠出金におきまして、保険財政共同安定化事業に要する経費等4億454万9,000円の追加でございます。 以上で、歳出予算補正額は4億3,465万6,000円と相なるものでございます。 次に、歳入予算につきましてご説明いたします。 歳出予算補正額4億3,465万6,000円の財源措置といたしまして、第3款国庫支出金、第1項国庫負担金におきまして、高額医療費共同事業負担金等414万4,000円の減額でございます。 次に、第5款府支出金、第1項府負担金におきまして、高額医療費共同事業負担金1,300万5,000円の減額でございます。 次に、第6款共同事業交付金、第1項共同事業交付金におきまして、保険財政共同安定化事業交付金等4億625万9,000円の追加でございます。 次に、第7款繰入金、第1項他会計繰入金におきまして、一般会計からの繰入金224万7,000円の追加でございます。 次に、第8款諸収入、第2項雑入におきまして、雑収入4,329万9,000円の追加でございます。 以上で、歳入予算補正額は4億3,465万6,000円と相なるものでございます。 続きまして、第99号議案「平成18年度箕面市
特別会計老人保健医療事業費補正予算(第2号)」につきましてご説明いたします。 今回お願いいたしております
補正予算の補正額は、第1条にございますとおり、歳入歳出ともに223万円の減額で、これにより歳入歳出予算の総額は、88億1,506万6,000円と相なるものでございます。 次に、その内容につきまして、歳出予算から、款を追ってご説明いたします。 第1款総務費、第1項総務管理費におきまして、職員の人事異動に伴う人件費427万4,000円の減額でございます。 次に、第3款諸支出金、第1項償還金におきまして、平成17年度老人保健医療事業費の確定に伴う一般会計への繰り出しに要する経費等204万4,000円の追加でございます。 以上で、歳出予算補正減額は223万円と相なるものでございます。 次に、歳入予算につきましてご説明いたします。 歳出予算補正減額223万円に対しまして、第1款支払基金交付金、第1項支払基金交付金におきまして、平成17年度
老人医療費等の確定に伴う支払基金交付金の過年度分204万7,000円の追加でございます。 次に、第2款国庫支出金、第1項国庫負担金におきまして、平成17年度
老人医療費の確定に伴う国庫負担金の過年度分2,000円の減額でございます。 次に、第3款府支出金、第1項府負担金におきまして、平成17年度
老人医療費の確定に伴う府負担金の過年度分1,000円の減額でございます。 次に、第4款繰入金、第1項他会計繰入金におきまして、一般会計からの繰入金427万4,000円の減額でございます。 以上で、歳入予算補正減額は223万円と相なるものでございます。 続きまして、第100号議案「平成18年度箕面市
特別会計介護保険事業費補正予算(第2号)」につきましてご説明いたします。 今回お願いいたしております
補正予算の補正額は、第1条にございますとおり、歳入歳出ともに1億970万8,000円の追加で、これにより歳入歳出予算の総額は56億3,318万3,000円と相なるものでございます。 次に、その内容につきまして、歳出予算から、款を追ってご説明いたします。 第2款保険給付費、第1項介護サービス等諸費におきまして、居宅介護サービス計画の給付に要する経費7,000万円の追加でございます。 次に、第2項介護予防サービス等諸費におきまして、介護予防サービス計画の給付に要する経費7,000万円の減額でございます。 次に、第5款基金積立金、第1項基金積立金におきまして、介護給付費準備基金への積み立てに要する経費4,271万5,000円の追加でございます。 次に、第6款諸支出金、第1項償還金及び還付加算金におきまして、平成17年度介護給付費国庫負担金等の返還に要する経費6,699万3,000円の追加でございます。 以上で、歳出予算補正額は1億970万8,000円と相なるものでございます。 次に、歳入予算につきましてご説明いたします。 歳出予算補正額1億970万8,000円の財源措置といたしまして、第8款繰越金、第1項繰越金におきまして、前年度からの繰越金1億970万8,000円の追加でございます。 以上で、歳入予算補正額は1億970万8,000円と相なるものでございます。 以上、まことに簡単ではございますが、第98号議案、第99号議案及び第100号議案についてのご説明といたします。何とぞよろしくご審議の上、ご議決いただきますようお願い申し上げます。
○議長(
石田良美君) 次に、第101号議案及び第102号議案について、
水道部長の説明を求めます。
水道部長 南 富治君
◎
水道部長(南富治君) ただいまご上程になりました第101号議案「平成18年度箕面市
水道事業会計補正予算(第2号)」及び第102号議案「平成18年度箕面市
公共下水道事業会計補正予算(第2号)」につきまして、一括して
提案理由とその内容をご説明申し上げます。 まず、第101号議案につきましてご説明申し上げます。 第2条におきまして、予算第2条に定めた業務の予定量のうち、主要な建設改良事業の補正でございますが、拡張事業におきまして3,570万円を追加し、3億7,452万9,000円に、新営改良事業におきまして1,153万円を追加し、1億8,490万3,000円とするものでございます。 次に、第3条におきまして、予算第3条で定めた収益的収入及び支出の予定額の補正でございますが、支出予定額についてご説明申し上げます。 第1款水道事業費用、第1項営業費用におきまして、旅費及び報酬において23万6,000円の追加により、支出予定合計額は29億7,502万3,000円となるものでございます。 次に、第4条におきまして、予算第4条に定めた資本的収入及び支出の予定額の補正でございますが、まず支出予定額からご説明申し上げます。 第1款資本的支出、第1項建設改良費におきまして、委託料及び工事請負費において4,723万円の追加により、支出予定合計額は10億3,632万7,000円となるものでございます。 次に、収入予定額につきましてご説明申し上げます。 第1款資本的収入、第2項工事負担金におきまして4,048万9,000円の追加により、収入予定合計額は4億8,408万4,000円となるものでございます。 これによりまして、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額5億4,550万2,000円を5億5,224万3,000円に改め、その補てん財源といたしまして、繰越工事資金1,362万5,000円及び過年度分損益勘定留保資金3,717万9,000円を加えるとともに、建設改良積立金を6,414万1,000円に、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額を1,012万9,000円に、それぞれ改めようとするものでございます。 次に、第5条におきまして、予算第9条に定めた議会の議決を経なければ流用することのできない経費の補正でございますが、職員給与費につきまして22万4,000円を追加し、6億2,272万3,000円とするものでございます。 以上、第101号議案のご説明といたします。 続きまして、第102号議案につきましてご説明申し上げます。 まず、第2条におきまして、予算第2条に定めた業務の予定量のうち、主要な建設改良事業の補正でございますが、汚水建設改良事業におきまして725万6,000円を追加し、3億5,865万2,000円とするものでございます。 次に、第3条におきまして、予算第4条に定めた資本的収入及び支出の予定額の補正でございますが、まず支出予定額からご説明申し上げます。 第1款資本的支出、第1項建設改良費におきまして、工事請負費において725万6,000円の追加により、支出予定合計額は17億264万2,000円となるものでございます。 次に、収入予定額につきましてご説明申し上げます。 第1款資本的収入、第1項企業債におきまして、680万円の追加により、収入予定合計額は11億1,257万2,000円となるものでございます。 これによりまして、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額5億8,961万4,000円を5億9,007万円に改め、その補てん財源といたしまして、繰越工事資金2,865万6,000円を加えるとともに、過年度分損益勘定留保資金を1億4,412万7,000円に、当年度分損益勘定留保資金を4億339万1,000円に、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額を1,389万6,000円に、それぞれ改めようとするものでございます。 次に、第4条におきまして、予算第6条に定めた企業債の補正でございますが、公共下水道事業に係る企業債の借り入れ限度額を2億7,090万円に改めるものでございます。 以上、まことに簡単ではございますが、第101号議案及び第102号議案のご説明といたします。何とぞよろしくご審議の上、ご議決いただきますようお願い申し上げます。
○議長(
石田良美君) ただいま議題となっております第96号議案から第102号議案まで、以上7件は、お手元に配付いたしてあります議案付託表のとおり、それぞれ所管の各常任委員会に付託いたします。 次に、日程第27、請願第2号「
脳脊髄液減少症の
早期治療体制に向けた検討と
実施医療機関の調査、患者への紹介・情報提供の推進を求める請願」を議題といたします。 議案の朗読を省略し、紹介議員を代表して、増田議員から趣旨の説明を求めます。2番 増田京子君
◆2番(増田京子君)
無所属クラブの増田京子です。 ただいま議題となりました請願第2号「
脳脊髄液減少症の
早期治療体制に向けた検討と
実施医療機関の調査、患者への紹介・情報提供の推進を求める請願」につきまして、紹介議員を代表して
提案理由のご説明をさせていただきます。 本請願は、2006年8月29日付で請願者から提出されたものです。その請願者の思いを尊重し、請願趣旨及び請願事項の朗読をもって説明とさせていただきます。1 請願の趣旨 私は、突発性
脳脊髄液減少症に2006年5月3日に発症し2カ月半、治療に専念し内1カ月間入院生活を送っていました。そのさなかに
箕面市議会で「
脳脊髄液減少症の研究治療等の推進を求める意見書(案)」が議論され、継続審議となったことを知りました。 内容は、患者の立場を代弁しているものでありぜひ採択を望みたいし、患者の立場から、将来保険制度の実現のためだけでなく早期に治療体制も取ってほしいと願っています。
脳脊髄液減少症とは、硬膜に穴が開き脳脊髄液が減少することにより、脳室内で脊髄液に浮かぶ脳が下がり慢性的な頭痛(激痛)、頚部痛、めまい、吐き気、嘔吐、視力障害、倦怠感、集中力・思考力・記憶力の低下など様々な症状が出現する病態で、交通事故やスポーツ障害などによる全身への強い衝撃が引き起こすものと考えられています。私の場合は、衝撃を受けた事実が無く突発性で全く原因が不明のままです。 全国で20万人から30万人とも言われる患者は、医療現場において診断・検査、治療法が未確立な領域であることから、原因が特定されない場合が多く、また医療機関が保険適用が無いことから治療を行わない場合もあります。患者は精神的、肉体的に苦しんでいるのが現状です。 私もはじめはただの頭痛と思い自宅で安静にしていましたが、1週間たっても回復せず、池田市内の大病院にかかりましたが、はじめは原因がわからず頭痛薬を処方され様子を見る程度の治療でした。余りにも激しい頭痛と頚部痛、めまい、吐き気のため再度病院で診察の結果、
脳脊髄液減少症の疑いを診断されましたが、治療法が無いと水を2リットルのむことと休日も含む毎日点滴を打ち髄液生産を助けることしかなく症状はまったく改善されず悪化の一途をたどりました。医者からは、自分で治療してくれる医療機関を探していくように勧められる始末でした。その間インターネットで医療機関や患者団体を探し情報交換を進めていました。しかし状況がさらに悪化しついに10分間程度立位(立つ・座る)するだけで嘔吐しトイレにもいけない状況になり池田市内の大病院に入院することになりましたが、その検査で、
脳脊髄液減少症がもとで硬膜下血腫を併発、「危険な状態」を宣告され緊急に府内の脳神経外科病院に転送入院となりました。しかし、その病院でも硬膜下血腫の治療のみを行うと告げられ原因となった
脳脊髄液減少症はおこなってもらえませんでした。 たまたま患者団体の紹介で府内の大学病院に緊急入院の処置をいただき、RI検査で
脳脊髄液減少症が判明し3回、ブラッドパッチを行い寝たきり生活から解放されました。硬膜下血腫の原因がなくなったことから徐々に硬膜下血腫は快方に向かい、現在は通常の状態に戻りつつあります。 このように的確な診療が早期になされていたらもっと早くこの苦しみから解放され硬膜下血腫を併発することも無かったと思います。しかし私は、幸運なほうで早期治療が受けれたほうですが、制度が整っておればいくつもの病院を渡り歩くことは無かったと思います。 最近、この病気に対する認識も徐々に広がり、国内外の学会などで研究論文が発表され、症状が脳脊髄液の減少に起因することが究明されつつあります。また、検査診断法としてRIによるシンチグラフィー、治療法としてブラッドパッチ療法が開発され、その有効性について、学会、専門誌で大きな反響を呼んでいます。長年苦しんできた患者にとっては大きな光明となっていますが、医療保険の適用がないため、患者は大きな経済的負担を強いられているとともに大病院でさえ見てもらえない、治療してもらえない状況です。 制度的確立とともに今すぐにも治療してもらえる医療機関が身近に求められています。私もまさかこのような病気で、医療の狭間を体験するなどとは思いませんでした。よって、経験者として全国で苦しんでおられる皆さんや私を励ましてくださった患者団体の皆さんのためにも自分にできる行動を取りたいと
箕面市議会に請願させていただきます。2 請願事項 1 現段階で
脳脊髄液減少症患者に対し箕面市立病院で
脳脊髄液減少症の診断・検査、治療が行えるよう至急に病院内で検討作業に取り掛かってください。 2 地域医療ネットワークを調査し、現段階で治療を行っている医療機関を掌握し箕面市立病院を訪れる患者に情報提供、紹介、転院など安心して医療にかかれるよう情報収集してください。 ◯
脳脊髄液減少症は、RIによる診察、ブラッドパッチによる治療法は、既存の設備、技術で可能であり、主に麻酔科の医師の既存技術で今でも可能です。日々、この病気で苦しんでいる患者は、たとえ保険適用が実現していない現状でも治療を希望し関東や九州の
実施医療機関まで出かけなければならない状況があります。最近大学病院などでも行われるようになりましたが、もっと近くで、市民のための医療機関で治療できることを強く望みます。 まずは、実施に向け箕面市立病院で検討作業にかかってくださることを強く要請いたします。 ◯ 箕面市立病院ですぐに治療体制が取れなくとも、
脳脊髄液減少症患者が治療を受けられるように近隣の医療機関を調査し、患者に情報提供、医療機関の紹介、転院など安心して医療にかかれるよう情報収集してください。患者は、一刻も早く治療を受けたいと考えていますが、病気のことは地域の大きな病院に頼るしか方法がありません。期待される医療機関として、確実な情報を持ち患者が安心して相談できるようにしてください。 以上、
地方自治法第124条の規定により上記の請願書を提出します。 平成18年8月29日 以上で、請願の趣旨及び請願事項の説明とさせていただきますが、今回の請願内容は、ただいまの趣旨説明の冒頭にもありましたが、国に対しましては、6月から継続審議になっております「
脳脊髄液減少症の研究治療等の推進を求める意見書(案)」として審議を重ね、9月議会で本会議提案の予定となっておりますが、私たちもこの意見書(案)提案を受け、調査をする中で、このように直接患者さんご本人の声をお聞きすることができ、この病気の深刻さを痛感いたしました。そして、国に対してはもちろん早急な対応を求めるとともに、地域でもできることは今すぐ取り組まなければいけない病気であるという思いを強くいたしております。 また、箕面市立病院が掲げる「担うべき医療をチーム一体となってより安全に」との理念、また「親切で信頼される病院」を実現するためにも、こういった患者さんの要望にこたえられる限りは最大限こたえる努力をすべきであるとの観点から、他の医療機関と連携を図り、請願事項にはぜひとも取り組んでいただきたい課題だと思います。 そのためにも、議員の皆さま、何とぞよろしくご審議の上、ご採択賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
石田良美君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 (“なし”の声あり)
○議長(
石田良美君) ないようでございますので、これにて質疑を終了いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております請願第2号は、お手元に配付いたしてあります議案付託表のとおり、所管の民生常任委員会に付託いたしたいと存じます。これにご異議ありませんか。 (“異議なし”の声あり)
○議長(
石田良美君) ご異議なしと認めます。 よって、本件については民生常任委員会に付託することに決定いたしました。 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。 お諮りいたします。本日はこれをもって散会し、明9月5日から9月24日まで20日間、委員会審査のため休会し、9月25日午前10時より本会議を再開いたしたいと存じますが、これにご異議ありませんか。 (“異議なし”の声あり)
○議長(
石田良美君) ご異議なしと認めます。 よって、明9月5日から9月24日まで20日間休会し、9月25日午前10時より本会議を再開することに決しました。 本日はこれをもって散会いたします。 (午前11時26分 散会)-----------------------------------
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
箕面市議会議長
石田良美 箕面市議会議員 二石博昭
箕面市議会議員
名手宏樹...